• 静岡県沼津市のバイク特注カスタムパーツ製作工場。GPZ400Rパーツ販売中。

GPZ400R ブレンボキャリパーブラケットキット フロント

GPZ400R ’85~’88(D1~D3)のフロントに、ブレンボ アキシャル(横留め)40mmピッチ4ポットキャリパーを装着するためのブラケットキット(キャリパーサポート)を作りました。ノーマルディスクΦ270用と、オーバーサイズΦ280用の2種類用意しました。

キャリパーブラケット装着状態

Φ280ディスクは、GPZ900R初期のフロント16インチモデル用の社外パーツとしてサンスターやブレーキング等が販売しています。400Rの純正ディスクはすでに欠品なので、ディスクがすり減った時の交換を考えて、キャリパー変更のついでにディスクをΦ280に替える、というのも一つの考え方かと思います。(Φ270よりは多少入手しやすいので。)

尚、弊社ではΦ270のディスクをプラスミューに特注して販売中です(受注生産)。Φ280もオーダー出来ます。こちらも併せてご検討ください!

ブレーキングにはΦ270もあるようです。しかしいずれにしてもあまり採用機種が多くないマイナーなサイズですから、もしかすると納期が長い、という事も考えられます。まず付けようとしているディスクの在庫、流通状況を確認の上で当ブラケットキットの購入をご検討いただくことをお勧めします。

キャリパーブラケット270用
Φ270用キット内容です。
キャリパーブラケット280用
Φ280用も見た目はほぼ同じです。
キャリパーブラケット
表面、裏面です。

 

価格: ¥47,300 (税込) Φ270用、Φ280用同価格です。  ※送料サービス対象商品です。

 

適合車種: GPZ400R ’85~’88(D1~D3)、FX400R各年式。ノーマルキャリパーが1ポットのモデル。  GPZ400R ’89(D4)、GPZ600R不可。

 

適合キャリパー: ブレンボ アキシャル 40mmピッチ4ポットキャリパー ピストン径30/34 (20.5165.74/84 20.4756.54/64 等)  ピストン径32/36のモデル(通称ビッグブレンボ)不可。

 

現在在庫  Φ270用:在庫切れ

      Φ280用:在庫切れ 他業務多忙のため次回ロット製作予定、未定。ご要望があれば早めに予定組みます。お問い合わせください。)

 

※注意※

スピードメーターケーブルを長い物に交換する必要があります。推奨:カワサキ純正 54001-1012(ゼファー1100用)。

 

〇社外5mm厚ディスクに対応した設計になっています。ノーマル4mm厚ディスクで使用の場合は、付属のシムをキャリパーとブラケットの間に挟んでください。

 

〇車体側隙間の都合上、少し肉薄の部位が生じていますので、材質は高強度アルミ合金A7075を採用しています。(通常弊社ではもう少し普通のグレードのA2017合金を使います。)白(シルバー)アルマイト仕上げです。

 

※ブレンボアキシャルキャリパーには、より後発の4枚パッドタイプ等ありますが、中型車にはこの40mmピッチタイプがマッチングが良いと思います。

 

※ブレンボ4ポットキャリパーには、横型5/8インチ相当のマスターシリンダーが適当でしょう。ノーマルは14mmのマスターなので交換することになりますが、GPZ400R(D4を除く)では「マスターを大きくすると、アンチダイブの効きが悪くなる」という副作用が起こります。ブレーキ液圧を使ってアンチダイブの作動プランジャーを押し込んでいるので、マスターとキャリパーの関係と同様、ピストン径比が変わった事によってこのようなことが起こります。効くキャリパーに替えたことでも相対的にアンチダイブの効果が薄れるので、さらにアンチダイブが弱まったように感じられると思います。

アンチダイブが嫌いな方には願ったり、といった所でしょうが、私などはノーマル標準程度には効いてほしいと思っているクチなので、アンチダイブアジャスターをポジション2に強めて乗っています。減速からのターンインでフロントが高くなるのが体感できます。その分キビキビと運動性が上がった感じがします。反面少しフラフラ、カクカクした動きにも感じられます。これと比べるとポジション1ではフロントが低い位置に居座ってネットリねばつくような取り回し感です。ポジション2だとリヤの車高如何によっては前記のフラフラが許容範囲を超えている、と思うかもしれません。私の場合リヤはほぼ目いっぱい高いので、(高さの調整はショックの初期エア加圧でやります。ほぼイニシャルアジャスターと同じと考えて良いと思います。)フロントを僅かに下げて(初期加圧0.6キロを0.55キロへ)バランスを取ってみました。アンチダイブはそのまま、逆にフロントを少し上げるというやり方も考えられますが、私個人的には「キビキビ感」が気に入ったのでこの仕様で乗っています。

アンチダイブアジャスターは出先でも気軽にいじれるので、食わず嫌いをせずに試しにやってみてください。気に入らなければ簡単に戻せます。