GPZ400R　セパレートハンドルキット

GPZ400Rにお乗りの方で、「ハンドルがちょっと遠い。でもアップハンドルでなく、セパハンにはこだわりたい。」と思っている人に向けて、このバイク専用に開発しました！　バーを手前に13mm引いたポジションです。高さ、垂角は変わりません。わずかな変更ですが、よりバイクが体にフィットする感覚が得られると思います。

弊社商品のブランドテーマであります「レーシー＆スパルタン」に則り、機能本位な外観に仕上げました。「スパルタン」には「簡素な」というような意味があります。ノーマルトップブリッヂとのデザインのつながりはあえて無視しております。

 

価格：　￥４８，４００（税込）　　※送料サービス対象商品です。

 

適合車種：　GPZ400R ’85~’88(D1~D3)、FX400R各年式。フォーク径Φ36のモデル。　※GPZ400R ’89(D4)、GPZ600R不可。

 

現在在庫：有り

 

〇フォークチューブのクランプを併用したセミクリップオンタイプに変更しました。絞り角の調整が出来ます。

 

〇スチール製、半艶黒塗装仕上げです。ノーマル比片側約60g軽量です。

 

〇ノーマルのハンドル周りの部品がそのまま装着出来ます。ケーブル交換、ハーネス加工等必要ありません。

 

～開発秘話～

ノーマルのハンドル周りを眺めてみて予想した通り、このセパハンキットの開発はなかなかの難事業でした。狭いハンドル幅の中にケーブルやらハーネスやらかなりタイトに取りまわされています。いざ試作品をバイクに装着してみると案の定レバー類がうまく付きません。レバースイッチの配線が内側向きに飛び出していて、レバーを内側寄せに付けられないのです。つまりノーマルハンドルはこれらをギリギリでかわす形状になっているのですが、バーを手前に引くとこういう形をとるのが難しいです。

しかしマスターシリンダーにしろクラッチレバーホルダーにしろこのノーマルパーツをどうしても使いたいか、というと正直そこまでの部品とは思えません。これらに合わせて複雑な逃げ形状を作るのも不毛と考えました。そこでバーを外側に長くして、とりあえずノーマル一式が収まるようにし、幅広なのが気になる、というお客様はマスターとクラッチレバーを交換していただき、バーエンドをカットして使ってもらう、という仕様で商品化しました。バーはノーマル比、外側に18mm長いです。これをカットする私の試みをこちらにアップしたのでぜひご覧下さい。

この様な事情もあり、バーにハンドルスイッチの回り止め穴は開けてありません。お客様の方でバイクに合わせて穴加工をおねがいします。ご自分では難しい方はバイク店等に取り付けを依頼してください。もちろん当商品をバイク屋さんでお取り寄せすることも出来ます。お問い合わせください。

尚、バーを13mm引いた当商品をもってしてもラジアルポンプマスターはメーターに当たってしまいます。弊社ではニッシン製を仮付けして確認しましたが、他社製品は不明です。メーターの他、下向きに出るバンジョーボルトもトップブリッヂに干渉しそうで、基本的には「ラジポン不可」とお考え下さい。これはとても残念でした。

13mm手前、という数字はタンクとのクリアランスで決めました。いっそもっと高くして、もっと手前に引いてしまえば楽ちんポジションの一丁上がりで、ある意味お客さんウケも良いのかもしれませんが、そういうポジションをお望みの方はすでにアップハンドルに改造していることでしょう。弊社としてはノーマルの操安バランスを極力崩さないように、そして80年代のライダーの気分を現代に、という思いで作りました。

説明がこんな長文になってしまう時点で”商品として難あり”な訳ですが、何より自分が欲しいので勢いで作ってしまいました！　ぜひ使ってみてください。

 

※※※　塗装仕上げについて　※※※

弊社では塗装後にネジをタップ仕上げして出荷しますが、その際周りの塗装が少し剥がれたりします。塗り残し部のコバなども欠けや剥がれがどうしても生じがちです。タッチアップはいたしますが、部品の性質上これは避けられないものがあります。又、未塗装部には油、グリースを塗布していますが、鉄なので錆が生じることも絶対無いとは言えません。外装ボディパーツではなく、あくまでも機能部品ですのでこれらの点をどうぞご理解下さってからのご購入をお願い致します。当商品の塗装、薄錆に関するクレームはお受けできませんのでご了承ください。