GPZ400R　私の体験したトラブル　～その１～

さて、弊社が購入したGPZ400Rですが、やはり買ってからいくつかのトラブルが出ました。私はこの機種を何台もいじってきたというわけではないので、これがGPZに共通する弱点なのかどうかはわかりません。ですがユーザー予備軍の方たちにとっては少し興味のある情報なんじゃないかと思ったので書いてみる事にしました。

もちろん「中古車買ったらすぐ壊れたぞ！」などとバイク屋さんを責めるような意図は全くありません。30年以上前のバイクです。こういう事は覚悟した上で買いました。保障対象車でもありませんでしたが、欠品の純正パーツが沢山ある以上当然のことと思います。バイク屋さんは古い車ということで通常以上に念入りな納車整備をして送り出してくれたようです。とても感謝しています。私のもとにやって来たのは、前オーナーさんが大事に乗り続けてきたのが伝わってくるような程度上々コケ傷無しの素ノーマル車、87年型ZX400D3、走行距離36,000kmです。

まず納車後、試しに乗ってみるとしばらくは好調に走っていたものの、突然エンジンがふけ上がらなくなり走行不能になってしまいました。ガス欠によく似た症状です。燃料系を色々調べましたがこちらは正常で、その後も始動後しばらく走ると不調になるという状態が続きました。壊れていたのはECU、カワサキ名ICイグナイタ（死語！）です。何しろ始動直後は常に好調なので、短時間の試運転程度では発覚しなかったと思われます。

この部品は販売終了で新品は入手不可です。

が、なんとあのＡＳウオタニＳＰⅡフルパワーキットにこのバイク用の設定があったのです。しかもD1~D3用とD4用の2種類揃ってます。こういう面はやはりカワサキ強いなあ、という印象を持ちました。ヤフオクでノーマル中古を、という選択肢もありますが、せっかくなので私はSPⅡを奮発しました。確かに出費は痛いものの、やっぱりチューニングアップパーツの投入は気分がアガりますね。もちろん以後は絶好調です！

そしてある日。置いてあるバイクの下の床にシミが・・・。リヤショックのオイル漏れです（泣）。まあこれはノーマルショックをオーバーホールする業者があるからそこに出そう、と思ったら、どこもGPZ用は出来ないようなのです。GPZはセミエア式の特殊なタイプだからなのでしょう。しかし同じようなタイプのホンダ用は出来る業者があったんですが・・。

構造上の問題なのか、部品調達上の問題なのか、それともカワサキの人は速攻で社外ショックに替えてしまうから需要が無いのか、その辺は分かりません。私はこういう記事を書くためにもとりあえずノーマルショックで乗り倒したかったので、ヤフオクで中古を買いました。状態は良く、ダンパーもしっかり効いてます。良かった良かった。そうです、ネットに疎い私もGPZ400R導入以来、ついにヤフオクをやるようになったのです。おかげでこのショック交換もとても安く済みました。でもお金が多少かかってもオーバーホール出来れば完調で新品オイルのショックで乗れるのに、とも思います。

そしてある日・・・。おっと、ちょっと長くなり過ぎました。次回に続く。